価格と価値

当たり前のことだけど、これに気づいていなかった。株の話。

数年前から株ブームで、株をやりはじめたという人が明らかに周りに増えた。NISAとかもあって、国も推奨しているようだ。

で、Toshiもブームに乗って少し買ってみたのだが、乗るのが遅くて買うとすぐ下がった。最近また上がってきたからほぼトントンなので、一度リセットしようと思っている。

「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」山口揚平

「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」山口揚平

チャートというのは投資家の判断が反映されたものであって、必ずしも価値を表してはいない。つまり「価格」である。それに対して、株の「価値」は企業の内容で決まる。

この本は、企業の価値をざっくり計算する方法を教えてくれる。それを発行株数で割ることにより一株当たりの企業価値、つまり適正な株価を求めることができる。その値は株価とは一致しない。その理由は、市場は常に合理的というわけではいから、ということになるだろう。バフェットもそんなことを言っている。

例えば、計算した一株当たりの企業価値が株価の2倍あれば安全率2倍ということになるので買うと儲かる確率が高い。なぜなら長い目で見れば株価は価値に近づいていくからだ。つまり、長期的には市場は合理的ということを信じれば買うべきだということになる。

バフェット関連の本には、定性的な内容や大事なパラメータとそれぞれの判断基準は書いてあっても、総合判断するための具体的な数式は見たことがなかった。その点この本には、ネットで無料で手に入る数値を使って数分で計算できる具体的な方法が書いてあるのが嬉しい。

実際に計算してみると、確かに的を得ている様な気がする。今持っている株の中で、結果として上がった銘柄はこれで説明がある程度できてしまう。どうしようもなく下がってしまった銘柄は、雑誌の袋とじに書いてあった会社がほとんどだ。雑誌の推奨なんかあてにせずに、稚拙であっても自分で調査した銘柄に投資することが大事だってバフェットも書いてたな。その意味がやっと分かってきた。

この本はとてもおすすめ。

今は出版社とタイトルが変わって売られている。「知ってそうで知らなかった ほんとうの株のしくみ 」(PHP文庫)。

ハピタス堂書店でも売っているので、ハピタス経由でハピタス堂書店に行って買うとお得。いまハピタス堂書店では、送料無料とポイントアップ(3%→5%)のキャンペーン中(2014年6月中までだけど、しょっちゅうキャンペーンしているし延長もされている)なので、楽天カードと組み合わせると、実質6%ディスカウントで購入できる。詳細は、前回の記事を。

P.S.

この本に出てくる「ざっくり企業価値評価」というのは、一般にはディスカウンテッド・キャッシュフロー(DCF:Discounted Cash Flow)と呼ばれるもので、厳密に計算するにはかなり煩雑かつ専門知識が必要となるもの。それをリーズナブルに簡略化して、すぐ計算できるものとして提示してくれている。けれどもしかも、十分に実用的なのだ。株の初心者には非常にありがたい。

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2014年6月29日
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Book Review, , 経済

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