ダン・ケネディの本

今回はダン・ケネディの本を紹介したい。

ダン・ケネディはマーケティングの神様と言われるほど評価が高い、多数の本を書いている。

セレンディピティの祝福

以下の文にグッと来ないだろうか。

例えば、Aの扉を懸命に押し開けようとしていたら、何者かの手でBの扉が開かれる。

Bの扉の先には、Aの扉を開けて得ようとしていたものより、はるかに素敵なものが見える。

だが、もしもAの扉の前に来ていなかったならば、隣にあるBの扉が開くことはなかっただろう」

セレンディピティの意味は、Wikiによると、「セレンディピティ(serendipity)とは、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。」となっている。ダン・ケネディはそのセレンディピティ能力とは、とにかく「行動する」ことだと解釈する。

「億万長者のお金を生み出す26の行動原則」ダン・ケネディ

「億万長者のお金を生み出す26の行動原則」ダン・ケネディ

大事なのは、とにかく「行動」。ダン・ケネディは、複数の書籍の中で、一貫して「行動」が全てだと説いている。

間違った行動でも、しないよりは良いのだ。

「紆余曲折」と「軌道修正」こそ、何かを達成するための土台となる

ダン・ケネディの本の中に出てくる言葉はストレートで力強い。巷にあふれかえる、耳触りは良いが小手先だけの啓発本を否定して、しかも読者を「やっぱそうか。そうやったんか。それならわかるわ、頑張れるわ」と納得させる。

それは言葉が正直だからであろう。そして、実績のある実践者だからであろう。説得力がある。

この本は、どの章から読んでも良い造りになっている。目次を見て興味のあるところから読めばよい。但し、結局は全部読むことになるだろう。飛ばすと勿体無い気が途中からしてくるはずだ。

貯蓄と寄付の効力、一度購入した客との交流の重要性、アイデアそのものには価値がないこと、ニッチ市場・・・

学ぶことは多く、情報は濃い。

本屋では買えない

この本には、一つ秘密がある。

どっちが正しいかを考えるより、扉の前まで来るのが先。

どっちが正しいかを考えるより、扉の前まで来るのが先。

それは、書店では買えず、ネットでしか買えないということだ。

そして、3700円もする。もし一般の書店で流通していたら、その見た目のボリュームだけからすると、2000円くらいだろう。

しかし、書店には流通していない。いや、流通できないのである。

つまり、普通の出版社が書店で流通させるには、ちょっと内容が真実すぎるということかもしれない。

要するに、真実が売れるとは限らない。むしろ、真実よりも夢が売れるのだろう。

はたして、ここで言う夢とは「楽して儲かる」、「祈れば大金持ち」、「簡単に億万長者」・・・のような、要するにファンタジーのこと。そして、それをなるべくリアルに描いたもの、すなわちフィクションの世界がよく売れるのだろう。

ところが欧米では、国民も日本人よりはシビアな視点を持っているから、必然的に本にも真実とリアリティが求められる。それで結果として、本の質が向上する。

その結果、必然的にネットのみで質の良い翻訳本を日本で売る出版社が登場したということになるのだろう。

他のダン・ケネディの本もほとんどは本屋では買えない。

「億万長者のお金を生み出す26の行動原則」は、「これでもか」、「これがええんやろ」というほど現実を突きつけ、慣れない読者は思わず「それは嫌や」、「それも嫌や」とのけぞってしまうかもしれない。しかし同時に、この本は、現実的な行動原理を提示してくれている。

で、行動

いったい、いつまで安価だからと言ってカリソメにお金を払い続けるのか。いったいいつまで、ある意味我々を見下す人々の提供する餌を食べ続けるのか。

少しくらい高くても、夢よりも真実にお金を払いたい。なぜならば、その方が結果的に安いからだ。実際に1円当たりの内容が安いことが本当にお買い得であることに異論はないと思う。価値があれば結局は安い。

で、実際にそう考え行動する人が、そろそろ増えるべきだ。つまり昔から言うところの、「安物買いの銭失い」にはなりたくない人たちが。日本の本の未来は、読者に委ねられている。

シンプルに、買って、読んで、すごく良かったから、この本はおすすめする。
          ↓
「億万長者のお金を生み出す26の行動原則」ダン・ケネディ
ダンケネディ

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2015年8月3日
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